産後うつ
出産を終えて病院を退院すると、10ヶ月間待ち望んだ我が子を家に連れて帰り、
赤ちゃんとの生活が始まります。
周りから見たらとても幸せに満ち溢れている光景でしょう。
しかし、現実的には大変な事がとても多いのです。
慣れない育児に加えて家事もこなさなければなりません。
まだ体力も完全には回復していない中でこれらを行うことはとても大変です。
体力的に辛いだけならまだ良いのですが、これが精神的にも疲れがたまると、
うつになるケースもあるのです。
マタニティーブルーとはこの産後のうつとはちょっと違います。
マタニティーブルーはなれない産後の生活から
気分が落ち込んでしまうことですが、これは時間が経てばそのまま治っていきます。
しかし、これが悪化してうつになってしまう人もいるのです。
うつの症状は例えば極端に涙もろくなったりします。
つまり感情のコントロールが自分でできなくなってくるのです。
こういった症状が見られたら少し注意をしたほうが良いかもしれません。
産後のうつの原因は女性ホルモンの分泌も関与していますが、
やはり性格的なものや、その人が置かれている生活環境が
大きく関係してくるでしょう。
同じ生活環境であってもその人の性格によって
うつになる人もいればならない人もいるのです。
軽いうつなら一時のもので自然と治っていきますが、
悪化すると本格的なうつとなります。
うつの状態で育児を行っていると そのうち幼児虐待へと
繋がる恐れがあるので、医師による治療が必要になってきます。
産後うつにならたいために、最も大事なのは家族のサポートでしょう。
育児は一人でやらなければならない物と考えずに、旦那さんや
家族と相談しながら育児を行いましょう。
地域のサポートを受けるという手段もあります。
誰にも相談せずに一人で抱え込みストレスとなるのは最もよくありません。
うつの主な原因はストレスからくるものなのです。
しばらくは外出も難しいですが、それならば家で出来る
自分にあったリラックス方法を見つけてください。
好きな音楽を聴くでも良いですし、体をちょっと動かすでも良いのです。
ストレスを溜めずにいることが産後うつとは無縁の生活を送るためには大事です。
