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前置胎盤とは?



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通常妊娠すると胎盤は子宮の上のほうに出来ます。
これは、受精卵が着床した部分に胎盤が出来るためです。
しかし、何らかの原因で子宮の上部ではなく、子宮の下部に着床し、子宮口を塞いぐように胎盤が出来ることを、前置胎盤と言います。



妊娠が成立できても赤ちゃんや母体にとって、前置胎盤は
正常な妊娠よりもリスクが高くなるのは言うまでもありません。


前置胎盤の原因は未だはっきりとはしていませんが、
経験上、初産婦よりも経産婦の方が多いそうです。
また。流産の手術や人工妊娠中絶、子宮筋腫、帝王切開など
子宮の手術の既往があると確立は高くなるそうです。


それは、受精卵が子宮内に着床するときに、
子宮内の傷が無いところや筋腫の無いところに着床するため、
上部以外の場所に着床してしまうことがあるそうです。


しかしこれらの既往が無くても前置胎盤になる場合もあるのです。
前置胎盤の種類は3つあります。


胎盤の一部が内子宮口にかかってしまっている「辺縁前置胎盤」、
胎盤が内子宮口の一部を覆ってしまっている「部分(一部)前置胎盤」、
胎盤が内子宮口の全てを覆ってしまっている「全前置胎盤」です。


「部分(一部)前置胎盤」の頻度が最も高く、知り合いでも
この状態になった人が格好いるかもしれません。
「全前置胎盤」が最も少ないようです。


胎盤の位置が子宮の上部でなくとも、内子宮口から5cm以上の場所に
出来ているならば問題はありません。
逆に内子宮口にかかっていなくても5cm未満の場合は低位(低置)胎盤と言われ、
前置胎盤ほどのリスクはありませんが、
出産時に出血が多くなると言われています。
通常妊娠であれば赤ちゃんは子宮口を通って生まれてきます。
この子宮口がふさがれてしまっている前置胎盤では通常分娩は出来ません。