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孤食の機会を減らそう

「孤食」と言う言葉をご存知でしょうか。
この言葉は一昔前の大家族の時代では考えられなかったような言葉ですが、
一人でご飯を食べたり、家族が別々の時間にご飯を食べることを言います。



核家族化が進んでいる今、そして共働き家庭が増えている今、
それぞれの食事の時間がずれてしまい、子どもの孤食が増えています。


子どもの孤食は、子どもにとって食事が楽しいものと感じられなくなることもあり、
それが原因で朝食を食べない子どもも増えているようです。


更に、食事とは栄養源を取るだけの意味を持つものではなく、
家族など他の人とコミュニケーションをとる一つの場所でもあります。
そのような環境がなくなると、子どものコミュニケーション力や
心の育成に大きな影響を与えることになります。


近年、相手のことを考えられない人、自分中心にしか物事を考えられない人が
悲しいことに増えてきています。
こう言った人たちの過去を見てみると、
たいていの場合が幼少期の家庭環境に多少の問題があります。
幼少期に人とのコミュニケーションが足りなかったりすると、
人との接し方が解らず、子どものわがままのまま
大人になってしまっているのです。


こう言った点から考えても、食事をする場は孤食ではなく、
話をする相手が必要なのです。
パパやママ、お祖父ちゃんやお祖母ちゃんと食事をすることで、
食事のマナーを学んだり、人と会話することを学んだりして、
色々吸収して成長していくのです。


その為の機会として、食事の場はとても大事なのです。


もしも今子どもに孤食をさせているならば、
食事について考える必要があります。
子どもが一人で食べているけれども、豪華な食事を作ってあげているわ!と
思う人もいるかもしれませんが、
子どもにとっての最高の食事は豪華な食事ではなく、誰かと一緒に食べる食事なのです。


時間がなくてたとえ簡単なシンプルな食事でも家族で一緒に食べることが大事です。
時間的に難しい場合は、1日3食のうちの1食だけでも一緒に食べるようにして、
子どもの孤食を減らす努力をしましょう。